先日、出張でオランダ、アムステルダムへ行き、商店街をリサーチしていると、同行していたF氏が
「あ!ここ知ってる!話題になってたヤツだ」といい、ある店舗を指刺しました。
ファサード全体がガラス製!?アムステルダムのCHANEL
そこは、ラグジュアリーブランドの筆頭であるCHANELの店舗だったのですが、
なんと!建物のファサード全体がガラスで覆われているではありませんか!
よーく見ると、分厚いガラスのレンガやウインドを組み上げて作成されているのですが、
発想はできたとしても、実行できるとは思いもよらないものが、まさに目の前にありました。
世の中には、あらゆるデザイン、ブランディング、セールスプロモーション、VMDなどのクリエイティブな仕事があります。
そこに携わる者は、ユーザーに対し、様々な学術的、技術的根拠に基づいた企画・設計提案を日々行ない悪戦苦闘していますが、
このファサードは、こざかしい理屈や根拠などといったものが消し飛んでしまうような迫力で、
存在そのものが圧倒的なプレゼンテーションと化し、そこにどっしりと鎮座していました。
デザインに携わる者として、存在そのもので何かを語れるような作品を残す、そんな仕事がしたいなぁ~…
と、考えさせられました。
dezain.net • MVRDV CHANEL AMSTERDAM
丹羽 貴秀