ショップで使われているマネキンはブランドによって違います。
VMD的観点から見れば、マネキンにおいてもブランドの個性を表現すべきですから当然ですよね。
では、全てのブランドがフルオリジナルのマネキンを使っているのかといえば、もちろんそんなことはありません。
予算やコスト、運用方法によっていくつかの選択肢があります。
そのパターンを紹介します。(カッコ内はどれくらいの規模のブランドにおすすめかという目安です)

1.既製品(1〜5店舗くらいの規模のブランドにおすすめ)

既製品の中から、ブランドに適したものを選んで使います。

これが一番お手軽なパターンですね。

2.既成品の仕様変更(5〜30店舗)

既製品の塗装色やベース仕様などのみを別注し、個性を表現します。
ウィッグをかぶせたりメイクを施したりという手法もあります。
生産型の製作は必要ないため、少ない開発費用で既製品そのままではない個性を得られます。

3.既成型カスタム開発(30〜100店舗)

既成型のポーズや体型、フェイスなどを改造します。
改造費用と量産用の生産型代が開発費として発生します。
そのため、ある程度発注ロットをまとめて、開発費を按分する必要があります。

4.フルオリジナル型開発(100店舗以上)

ブランドに合わせてゼロから開発します。
粘土原型からのスタートとなるので、多くのコストと制作期間が必要とされます。
※開発のフローはこちらの記事 マネキンのつくりかた -原型開発から量産まで-
最後に、VMD担当者は、上記から担当ブランドに適した選び方をしなくてはなりませんが、ちょっと専門的でわかりづらいですよね。
専門家である私たちにご相談いただければ選び方からご提案いたします。