今年からより強化された中国の環境政策に対応するため、

弊社の展覧展示工場(上海市奉賢区)でも、塗装室を大幅にリニューアルした。

総面積:約1,000㎡の新塗装室

8月某日完成した塗装室は、今までと違って呼吸がしやすく快適になった。

実際にハンガーへ塗装する工員にとって働きやすい環境こそが、

よりお客様の求める商品を提供できるのだと、改めて実感した。

 

木製ハンガーの塗装風景(手吹き)

ここで改めて、木製ハンガーの塗装に関してご紹介したいと思う。

 

下塗装→サンディング→本塗装の工程

素地のハンガー本体に下塗装(≒ニス塗りのような)を施し乾燥させたら、

サンディング(詳しくはこちらを参照)で表面の凹凸をなくし本塗装をする。

 

1本1本手作業で吹きつけし完成させる

最初のハンガーはサンディング後なので白っぽいが、

塗装を重ね合うことで色が濃くハッキリとしているのが見てわかると思う。

納得いくまで妥協はしない。

 

塗装完成後も管理は徹底

「せっかく綺麗な塗装をしても、組立てまでの移動中にキズが…」

なんて初歩的なミスが起きないよう、現場は管理も徹底している。

写真はラバー塗装のハンガーだが、フラッシュを焚いてもキズ・埃一つない。

 

塗装の現場はチームプレイで連携し商品を完成させる。

完成させた後は、名入れ・組立てチームへとたすきを繋ぐ。

ハンガー1本にしたって、多くの人がたすきを繋いで完成させる、

駅伝のようなチームプレイが重要なのだ。